腰痛 原因!改善予防

腰痛に効くツボは?

 腰痛が起こる原因は様々です。
 その中でツボ押しの効果が期待できるのは、慢性化した原因疾患が特定できない「非特異的腰痛」です。

 一方、急性腰痛の場合はオススメできません。また病気がもとで起こる腰痛もありますので、腰痛がある方は一度病院で診察してもらうと安心です。

腰の痛みに効果的なツボ

 腰痛に効果があるといわれているツボです。

手にあるツボ

◆腰腿点(ようたいてん)
【場所】

腰腿点は、手の甲の2ヶ所にあります。

・人差し指と中指の骨の分かれ目のそれぞれ中央

・薬指と小指の間の骨の分かれ目のそれぞれ中央

【押し方】
腰腿点に親指と人さし指をあて、親指と人さし指で手の甲をはさむように押しもみましょう。

背中にあるツボ

◆腎兪(じんゆ)
【場所】
おへその真後ろから指2本分、左右に離れたところにあります。
【押し方】
両手を腰に当てて、親指でゆっくり押しもみます。
◆大腸兪(だいちょうゆ)
【場所】
腎兪から指4本分下、腰のライン(左右にある骨盤の大きな骨のライン)にあります。背骨からは、左右に指2本分外側です。
【押し方】
両手を腰に当てて、親指でゆっくり押します。

脚・足にあるツボ

◆崑崙(こんろん)
【場所】
外くるぶしの頂点からアキレス腱のほうに進み、アキレス腱とぶつかる凹んだところにあります。
【押し方】
親指以外の指で足首をつかみながら、親指の先でやさしく刺激します。2~3秒ゆっるり押して、ゆっくり離します。
腰痛の状態によってツボのあたりが腫れている場合があります。その時は痛く押しすぎないよう注意しましょう。

※特に、初期の腰痛に効果的といわれています。

◆照海(しょうかい)
【場所】
内くるぶしの突起から真下に、親指一本分だけ下がったところにあります。
【押し方】
座って手で足首をつかみ、親指を当て、3~5ゆっくりと秒押して、ゆっくりと離します。これを3~5分間繰り返してください。

※特に、慢性化した腰痛に効果的といわれています。

◆中封(ちゅうほう)
【場所】
内くるぶしの突起から、人差し指1本分前にあるくぼみにあります。
【押し方】
座って手で足首をつかみ、親指を当て、3~5秒ゆっくり押してからゆっくりと離します。これを3~5分間繰り返してください。
腰痛がある人は、痛みがあるのと同じ側の中封周辺に腫れや痛みなどの反応があります。腰が痛む側の中封をやさしく刺激してあげましょう。

※特に、背中の中央あたりが痛む場合に効果的といわれています。

基本的な押し方

 基本的なツボの押し方は、指の腹を息を吐きながらゆっくり沈めるように5秒くらい押します。そして今度は息を吸いながら5秒くらいかけてゆっくりと指の力を抜きます。
 ゆっくりと、少し痛いけど気持ちいい!くらいの力加減で行いましょう。

 回数は、ツボごとに5~10回繰り返すのが目安です。しかし体調によって調整し、無理はしないでください。

押す時のポイント

 ツボを強く押すほど良いということは決してありません。
 触ると痛みを感じる場合は、さするだけで十分です。逆にツボを押して気持ち良い場合は、痛いけど気持ち良い程度に押してください。
 ツボによって指を使い分けながら、力加減を調整して行いましょう。

 ツボ押しは、手の親指を使って行うのが基本ですが、爪の角にあるツボや土踏まず全体を押すなど、親指だけでは疲れしまいます。そんな時は、ゴルフボールやたわし、ピンポイントでは爪楊枝を使って刺激するのも効果的です。

注意点

 ツボ押しは体の不調を治し、体質を改善することができます。
 しかしそれだけに、体の状態によっては刺激が強すぎ、かえって悪い影響を与えてしまうこともあります。

 特に子供や、妊婦さん、お年寄りには刺激が強いので、やさしく刺激する程度にとどめておきましょう。
 また酔っている人や、骨折・捻挫など怪我をしている人、病気のある人などは、絶対に止めてください。具合が悪い時、疲労がたまっているときも、止めておきましょう。

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