市販されている腰痛の薬を使っても大丈夫?
腰痛に効果のある市販薬には、消炎鎮痛剤、冷湿布・温湿布などがあります。
消炎鎮痛剤について
消炎鎮痛剤には、「内服薬」、「坐薬」があります。
内服薬は手軽に飲めるのがメリットです。
ただし、胃腸を荒らしやすいので、必ず食後30分以内に水または白湯で飲んでください。
坐薬は内服薬よりも即効性があります。
内服薬は肝臓を経由してから全身に行き届くのに対し、坐薬は直腸の粘膜から吸収されてすぐに全身に作用するためです。内服薬に比べ、胃腸障害を起こす心配が少ないのが特徴で、手軽さは劣りますが、用意しておくと安心です。
外用薬として、消炎鎮痛作用のある成分が含まれる湿布薬があります。痛みが強い時に効果的です。
ただし、皮膚の弱い人などはかぶれることがあるので、最初は様子を見ながら使いましょう。
腰痛がつらい時はこれらの薬を使うことはかまいません。
ただし、下肢にしびれや痛みがあるときや痛みが続く時には、必ず病院(整形外科)を受診してください。
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一口メモ:市販の湿布薬の使い方
ドラッグストアに行けば、気軽に湿布薬が手に入ります。棚にとてもたくさん並んでいて、どれを買えば良いのかわかりません。
買うときのポイントとしては、有効成分や剤型(貼るタイプ、塗るタイプ)。自分に合ったものを選びましょう。
第1世代 → 温冷効果のみ
第2世代 → 消炎鎮痛成分配合
消炎鎮痛成分配合が含まれる湿布薬は、痛みが強い時に効果的です。
※湿布薬には、「貼るタイプ」だけでなく「塗るタイプ」があります。いずれも副作用があり、使用した部位が日光に当たる腫れあがる「光接触皮膚炎」、喘息の既往歴がある人が起こしやすい「アスピリン喘息」などは特に注意が必要です。