コルセットで痛み軽減!
痛みがあっても動かなければならないという人も多いのではないでしょうか。
そんな時強い味方になってくれるのがコルセットです。腰に負担がかかるとどうしても痛みが出てしまいます。コルセットや腰痛ベルトを着けると、腰のまわりの筋肉が支えられ安定。またひねったり、反ったりという、腰痛の原因となる動作を制御することができます。
・不足した筋力を補う。 |
・姿勢を正す。 |
・可動域を抑える。 |
コルセットには、プラスチックでできた硬いタイプと、布などでできた柔らかいタイプがあります。
プラスチックでできたタイプは、手術後などに使用する医療用が多いです。腹部に圧力をかけて腰椎が動かないよう、しっかり固定するため、サイズを測り、自分の体に合わせて作製します。医師が指定し、処方する場合は健康保険が適用されます。
一方市販のものは、布などでできた柔らかいタイプが使われます。形、素材、サイズ、留め方など様々。自分の体型に合った使いやすいものを選びましょう。
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コルセットと腰痛ベルトの違い
◆コルセット |
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幅:太い。 腰とお腹全体を覆うものが多い。 サポート力:高い。 動きやすさ:幅が太く、硬いので動きにくい。 |
◆腰痛ベルト |
幅:狭い。 腰とお腹の一部を覆うものが多い。 サポート力:コルセットより低い。 動きやすさ:幅が狭いので、動きやすい。 |
巻き方
1 | 高さは、半分かそれ以上は骨盤を覆い、残りがウエストにかかるような高さにします。 |
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2 | ベルトを締めるときは、軽く背伸びをし、ウエストが細くなるようにお腹をへこませます。 この状態でコルセットを前で締めます。 |
3 | 正確に締めると、斜め下方向で重なるように締める形になります。 ※真横に締めると隙間ができ、しっかり固定できません。 |
ウエストから腰にかけて装着し、お腹を締めます。その時、ずれたり、ねじれたりしないよう注意してください。
装着後には、立ったり、しゃがんだりして違和感がないこともチェックしましょう。
使用期間は1~2ヶ月以内に
腰をサポートしてくれ、日常生活の動作が楽になるコルセットや腰痛ベルト。
しかしこれらを使用していいのは、腰痛の回復期です。コルセットや腰痛ベルトに頼って長期間使用すると、腹筋や背筋が低下し、動きが制限されることから運動不足にもなります。
コルセットや腰痛ベルトの使用は、1、2ヶ月を目安に止めましょう。
急にはずすのが不安な方は、日中だけ装着し夜は止める。痛みの強い時間帯や中腰の姿勢、買い物時など腰に負担のかかる動作をする時などに限定して使用するなど、徐々に使用時間減らして慣れていくといいでしょう。
そして痛みが少ない時は、できる範囲でストレッチや体操を行い、腹筋や背筋を鍛えることが大切です。
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一口メモ:その巻き方では効果ありません!
コルセットを使用されている方で、「締めると苦しいし、動きにくいから緩く着けている」といわれる方がいます。
しかしこれでは、腰の保護にまったく役立ちません。
締めて固定するからこそ、しっかり保護することができるのです。
また、「トイレに行く度に巻きなおすのが面倒だから、ウエストに巻いている」という方もいます。
これもぜんぜん役目を果たしていません。
どちらも巻いているという安心感のみです。
腰を保護するためにはきちんと巻きましょう。