腰痛 原因!改善予防

安静にしているとダメってホント?

 腰が痛いと動きたくありません。

 じっとしていた方が、痛みが落ち着いているし、安静にしていた方が早く良くなるような・・・、そんな気がします。

 しかしそれがダメなんです!
 かえって回復を遅らせたり、悪化させる原因になってしまいます。

 腰痛は発症した時期によって、「急性」「亜急性」「慢性」の3つに分けられます。

・急性腰痛・・・発症から1ヶ月以内の腰痛

・亜急性腰痛・・・発症から1~3ヶ月以内の腰痛

・慢性腰痛・・・発症から3ヶ月以上経過した腰痛

 このうち安静にしないといけない時期は、急性腰痛。突然の痛みや動けないほどの痛み、手術直後です。
 ぎっくり腰であれば急性腰痛の時期であっても、痛みのピークが過ぎたら少しずつ無理をしない範囲で動かすことが大切です。ピークを過ぎてもまだ痛みがあるうちは動きたくありませんが、だからといってじっとしている、腰まわりの筋肉が衰えてしまい、回復が遅れてしまいます。神経も痛みに敏感になり、いつまでも痛いと感じるようになってしまいます。

時期別対処法

 腰痛は対策を間違えるとより悪化させてしまうことがあります。

 ぎっくり腰が起こった直後~2、3日は炎症が起こっているのでとにかく安静が必要。安静にしないと症状を悪化させてしまいます。
 しかし4日目以降ぐらいになってくると、痛みがピークを過ぎ、少しずつ治まってきます。治まってきたら、できる範囲でかまないので少しずつ動きましょう(痛みがひどくなる場合は、医療機関を受診してください)。

 亜急性腰痛は、もっとも大事な時期です。
 この時期にできる範囲運動することで、慢性腰痛になるのを防ぐことができます。

 慢性腰痛は、生活習慣や筋肉の衰え、精神的な理由でなかなか治らない状態です。積極的に体を動かし、ストレスも解消しましょう。
 正しい動作、筋肉の強化、ストレス解消で、痛みが軽減していきます。

まとめ

 過度に安静にすると、運動不足になり、筋肉が衰え腰を支える力が弱くなってしまいます。
 血行も悪く、筋肉が硬くなってしまうことから痛みが生じやすくなり、かえって回復を遅らせる結果に。特に高齢者の場合は、寝たきりになる恐れもあります。

 腰に激しい痛みがある場合は安静が第一ですが、ある程度痛みが和らいできたら、無理のない範囲で少しずつ体を動かしましょう。

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