和室や床での座り方
日本でも今は洋式の生活が中心となり、椅子に座ることが多いです。畳や床に直接座るよりも椅子に座ったほうが腰や膝にかかる負担が少なく、立ち上がったり、座るときも楽。腰痛や膝痛がある方は、なるべく椅子に座る生活が好ましいです。
しかし日本には和室があり、家に和室がない方も、様々な機会で畳に座ることがあります。
私の場合は小さい頃から家に和室があり、今もあります。洋室とはまた違った良さがあり、和室が大好きです。ただどうしても和室だと腰や膝に負担となる座り方になってしまいます。腰痛持ちになってからは長く過ごすのがやっぱりしんどです。掘りごたつみたいになっていたら良かったんですけど。
そこでできるだけ腰に負担のない座り方を紹介します。
畳や床に座る場合避けたいのは、横座りや脚をWの形にしてぺったんと座る座り方、脚を投げ出して座る座り方、あぐらなどです。いずれも腰が不自然な形となり、腰痛の元になります。
逆に一番腰痛が出にくい座り方は、正座です。
正座は骨盤が前後左右に傾かないので、背筋も伸ばしやすいです。骨盤を立てる意識で背筋を伸ばして座ると腰への負担が軽減されます。
スポンサーリンク
正座いすについて
畳に座るときに正座が良いとはいえ、慣れないと足がしびれ、長時間とても座り続けられません。
ある程度の時間座っていなければいけない時は、「正座いす」が便利です。正座いすを使うと直接脚に体重がかからないので脚にかかる負担が軽くなり、しびれることもありません。腰への負担を最小限にして姿勢が保てます。
今は軽くて折りたためる携帯用の「正座いす」もあるので、畳に座る機会があるときは持っていると便利です。ただし、膝に痛みがある人は椅子に座りましょう。
どのような場合もそうですが、同じ姿勢で座り続けるとどうしても腰が疲れてしまいます。時々立ち上がったり、軽くストレッチしたり姿勢を変えることも大切です。
スポンサーリンク
一口メモ
和室というと座椅子を使われる方が多いです。
しかし座椅子は腰痛のある人にとっては腰への負担が大きく、できれば使わないほうが良いです。
どうしても使いたい場合は、お尻を乗せる部分が高くなっているものや、お尻が前にずれていかないものを選びましょう。