腰痛 原因!改善予防

腰に負担が少ない車の運転とは?

 腰痛がある人にとっては特につらい、車の運転。
 よくトラックやタクシードライバーに人は、”腰痛が持病”といわれますが、車の運転は腰にはほんとによくありません。できれば避けたいですが、現在の生活スタイルではそういうわけにはいかない方も多いです。

車の運転による腰痛の原因

 長時間座りっぱなしの上に、通常、右足でアクセルとブレーキを踏むため、右足は常に車の床から軽く浮いた状態になります。すると、無意識のうちにお尻の左側に重心がかかり、それが骨盤のゆがみになってしまいます。
 また体の重みを腰だけで支えていることが多く、さらに走行中の振動により腰椎が断続的に刺激を受けるため、腰部の炎症や緊張につながります。

姿勢のポイント

◆乗車時
 シートに座るとき、腰をひねりがちです。まずシートに横向きに腰掛け、両手で体を支えて体を浮かし、シートに座りましょう。そしてシートに座った際は、深く腰掛けてあごを引き、背筋を伸ばします。
 また腰痛がひどい人は、腰とシートの間にクッションや丸めたタオルを置いたり、市販されている車の運転用クッションを使用しましょう。
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◆運転時
 シートをやや前よりにし、背もたれの角度を120度くらいに調整。ハンドルを握った時、肘が自然に軽く曲げるくらいにしましょう。腕が伸びすぎたり、詰まり過ぎないように気をつけてください。
 そして同じ姿勢をとり続けることが腰に一番よくありません。こまめに休憩をとるようにしましょう。
 理想は30~40分ごとの休憩です。
◆降車時

 降車時も注意が必要です。

1.脚を引き、その後シートから背中を離します。

2.両手で体を支えて体を浮かし、出口に体を向きなおして座ります。

3.立ち上がります。

 乗車時と降車時は、腰をひねりがちです。
 一度体を向き直して乗り降りするクセをつけましょう。

まとめ

 同じ姿勢をとり続ける車の運転には、ひと工夫が必要です。

 運転のポイントは、

・背もたれは120度くらいにし、腰だけでなく、背中持使って体を支える。
・こまめに休憩をとる。