荷物の上げ下げ、運び方
荷物の上げ下ろしや、中腰での長時間の作業は、非常に腰に負担がかかります。
ぎっくり腰などの腰痛になる原因の一つです。
・重い荷物を持ち上げる。 |
・中腰で作業を続ける。 |
・荷物を高いところに上げる。 |
しかし、動作のコツを身につければ、腰への負担を減らし、腰痛予防、腰痛改善ができます。
荷物の運搬や卸行など重労働を行う方も、”職業病”とあきらめず、なるべく腰に負担のかからない動作を覚えましょう。
荷物を上げる時
腰を曲げずに物を持ち上げると、上半身と物のすべてが腰にかかり、大きな負担になります。
1.荷物の近くでしゃがみます。 |
2.荷物を持ち、腰にグッと力を入れながらゆっくり立ち上がります。 |
3.背筋を伸ばし、体全体を使って運びます。 |
腕の力だけで運ぼうとすると、腰に負担がかかってしまいます。荷物はできるだけ体に近づけて運びましょう。
また小さな子供や犬や猫などのペットを抱き上げるときも同様です。しっかり膝を曲げてしゃがみ、腰に力を入れてゆっくり立ち上がりましょう。
荷物を高いところに上げる時
踏み台を使い、台に乗って楽に届くようにして置きましょう。
背伸びをして無理に持ち上げると、背中や腰を痛めます。
まとめ
・物を持ち上げるときは、膝を曲げて腰を十分に落とし、腰にグッと力を入れ、ゆっくり持ち上げましょう。 |
・運搬の際は、体全体を使って運びましょう。 |
・高いところに物を置く時は、踏み台を使いましょう。 |
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一口メモ:ぎっくり腰を経験されたことがある人へ
荷物の上げ下げ、運搬時にぎっくり腰をされた方は、この動作をすること、怖くありませんか?
ぎっくり腰を経験されたことがある人は、その原因の動作がトラウマになっていることがとても多いです。
しかし正しい動作を覚えれば大丈夫です。
正しい姿勢、動作、筋肉を鍛えるなど、日々の積み重ねで防ぐことができます。怖がらず、正しい姿勢、動作を身につけましょう。