腰痛 原因!改善予防

腰に負担がかからない家事の仕方とは?

 炊事、洗濯、掃除、お買い物など、家事は想像以上に運動量の多い仕事です。
 上手に活用すれば全身運動になりますが、動作によっては腰に負担がかかり、痛めやすく、腰痛の原因になることも少なくありません。毎日の家事のこと。腰に負担をかけにくい姿勢や動きを身につけ、腰痛の予防や改善につなげましょう。

◆キッチン

 調理したり、洗い物をしたり、中腰で前かがみになる姿勢が多いのがキッチンでの作業です。この姿勢は腰に最も負担がかかり、腰痛を招いてしまいます。
 そこで、低めの台での作業は、腰を曲げないですむよう、ちょうどいい高さの椅子を使って作業すると、腰の負担を軽減させることができます。椅子使用の際は、浅めに腰掛けて背筋を伸ばし、膝は軽く曲げ、脚を軽く開きましょう。

 また立ちっぱなしで作業する時は、高さ10cmほどの台(新聞や雑誌の束でもよい)に片足を乗せて作業すると腰への負担が楽です。時々足は交代させてください。

 ※正しい姿勢であっても、長時間同じ姿勢をとり続けるのもよくありません。適度に体を動かし、こまめに体制を変えましょう。

◆掃除

 掃除機をかけるときは、どうしても視線が下に行ってしまうのでつい中腰になりがちです。しかしこれを続けていると、腰にどんどん疲労が蓄積していってしまいます。
 そこで掃除機やモップの柄を長くして、体の近くで操作するようにしましょう。こうすれば背筋が伸び、中腰にならずにすみます。

 ※掃除機の吸い込みが悪いとどうしても前かがみになりやすいです。掃除機の掃除も忘れずに。

 また床拭きや草むしりなど、しゃがんだ姿勢で作業する時は、片膝を付いて行うと腰に負担がかかりにくくなります。

◆洗濯物を干す

 洗濯物を干す時、洗濯かごを地面に置き、一枚一枚かがんで洗濯物を取り、干すという動作をしていませんか?
 何度も立ちしゃがみを繰り返すと、腰にかなりの負担がかかります。
 洗濯かごを台の上(脚立などの代用もOK)に乗せておけば、いちいちかがまなくて済みます。高低差と腰ひねり動作をなくすことが、腰痛の予防・改善につながります。

◆買い物

 買い物の時には、カートを利用しましょう。
 また購入した荷物は、重さが均等になるように小分けして両手で持ちましょう。リュックサックを利用するのもオススメです。

◆パソコンや裁縫などの作業

 パソコンや裁縫、書き物などをする時、どうしても長時間同じ姿勢で作業しがちです。同じ姿勢をとり続けると腰への負担が大きくなり、腰痛の原因に。こまめに立ち上がったり、軽いストレッチをしたり、姿勢を変えるなど心がけましょう。

 一つ一つはちょっとしたことです。しかし家事は毎日のことなので、積もり積もって腰痛を発症、悪化させてしまいます。道具の工夫など、ちょっとしたことが予防・改善につながりますので、ぜひ生活の中に取り入れてください。

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