腰痛 原因!改善予防

デスクワークの人へ、腰痛改善対策法

 ほぼ一日中椅子に座った状態が続くデスクワーカーは、腰痛を起こしやすい条件がいっぱい!腰痛になりやすいといわれています。

・長時間(1時間以上)座りっぱなしで作業をしている。
→腰にかかる負担が大きい。
・パソコンや書類が机の横にある。
→腰をひねりながら作業をすることになる。
・パソコンや書き物作業
→作業時、猫背や悪い姿勢になりやすい。

 こうした状態が続くと、しつこい腰痛か起こってしまいます。

 腰痛を防ぐためには、まず長時間同じ姿勢でいることを避けましょう。
 時々立ち上がって軽いストレッチをしたり、何か用事を作って席を立ったり。姿勢を変えるよう心がけましょう。

作業中の姿勢は?

 また椅子に座るときの姿勢に気をつけることも大切です。

・背もたれの角度は直角より少し後ろに傾く程度。
・手元から目までは30cmの距離を保つ。
・座面の高さは、膝と股関節が自然に曲げられる程度。

 背骨の湾曲に合わせ、丸めたタオルや小さなクッションを背中に当てるとより楽に背骨のS字カーブが保てます。市販では、椅子の背もたれに固定できるコンパクトクッション(ランバーサポート)があります。腰痛改善に活用されるのもおすすめです。

オフィスでできるストレッチ

 同じ姿勢をとり続けることは腰に一番良くありません。
 仕事で同じ姿勢を続けなければならない時、同じ姿勢が続いたと感じた時は、重心を移動させるだけでもOK。できれば20~30分に一度軽いストレッチをし、筋肉をほぐすようにしましょう。
 腰への負担、筋肉の緊張がほぐれ、痛み軽減。動きやすくなります。

 ここではオフィスで椅子に座ったままできる簡単ストレッチを紹介します。

背中から腰のストレッチ

その1)
1.背筋を伸ばして、姿勢よく正面を向いて腰掛けます。
2.上体をゆっくりひねり、椅子の背をつかみます。
3.体を正面に戻し、反対側も同様にひねります。
その2)
1.椅子に浅く腰掛け、肩幅より広く脚を開きます。
2.両腕を両脚の間にたらし、そのまま上体を両腕の間にいれるように倒します。

 ※前かがみが痛い人は注意が必要です。

肩から背中、腰のストレッチ

1.椅子に深く腰掛け、手のひらが前を向くように両手を組み、腕を伸ばします。
この時、視線は前。背筋を反らしすぎないように気をつけて伸ばしましょう。
2.その状態のまま背中を丸め、頭を腕の中に入れるようにして、腕を前にグッと押し出します。

わき腹から腰のストレッチ

1.椅子に深く腰掛け、手のひらが上を向くように組んで腕を真上に伸ばします。

※きつい人は両手を頭の後ろで組んでもかまいません。

2.上半身をゆっくり、横に倒します。
3.元の姿勢に戻し、反対側も行います。

 サッとその場ででき、背中や腰の筋肉をほぐすことができます。もちろん気持ちもリフレッシュします。

まとめ

 同じ姿勢を長時間とるデスクワーク。腰痛を防ぐポイントは、

・良い姿勢で作業する。
猫背に注意。タオルやクッション、コンパクトクッション(ランバーサポート)を利用してS字カーブを保ちましょう。
・パソコンや書類の位置を調整する。
体をひねらずにすむよう配置する。
・姿勢を変える。
座りっぱなしは腰痛の元。
コーヒーを入れに行くなど、少しでも歩いたり、その場できるストレッチを定期的に行い、姿勢を変えましょう。
・休憩時間にストレッチをする。
こまめに体を動かしましょう。