弯曲異常
背骨全体(脊柱)を横から見ると、緩やかなS字カーブをしています。
それが左右に曲がるものを「脊柱側弯症」、後ろに向けて曲がるものを「脊柱後弯症」といいます。
・姿勢の悪さや、無理な姿勢が原因で起こる → 機能性の弯曲異常 |
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・椎骨や椎間板などの変性が原因で起こる → 変性側弯症 |
・原因不明のもの |
側弯の場合 → 突発性側弯症 |
多くの場合、背中が左右または前後に曲がるという以外に特に症状はありませんが、弯曲が進んで神経を圧迫するようになると腰痛や下股痛などが起こります。
※幼児期から思春期にかけて弯曲異常が起こった場合、初期にはほとんど症状がありません。しかし、成人してから背中の痛み、腰痛、呼吸障害、弯曲の進行などが強く出ることがあります。
子供に弯曲が認められた場合、症状がないからといってそのまま放置せず、整形外科を受診しましょう。
治療方法
日常生活では、正しい姿勢を心がけ、体を動かして筋力を強化します。
治療法は弯曲の程度によって異なります。
重度の場合や痛みが強く、下肢の麻痺などが見られる場合は、手術療法を行うこともあります。